これまでゴルフクラブ、小物類、ゴルフウェアについてご紹介してきました。
出来る限りコストを抑えたラインナップをご紹介してきましたが、ブランドにとらわれずに倹約も楽しみながら行えるのが現代の若者の強みでしょう。
好みに合う装備は揃いましたか?
さて、今回はゴルフのルールについてご紹介します。
ルールというと「難しい」「堅苦しい」などのイメージがあるかもしれません。
しかしゴルフの場合、そのルールの多くはプレーヤーがラウンドを続けるために設けられた救済措置という位置づけにあります。初心者なのだから実際のラウンドの中で分からない点があれば経験者に質問すればいいと思われるかもしれませんが、コース上では近くに誰もおらず自分の判断が求められる場面が多々あります。
スムーズにラウンドを続行するために、事前に必要最低限のルールは勉強しておきましょう。
教材にするのはこちらです。
ソニー・コンピュータエンタテインメントが発売している『みんなのGOLF』は、ゴルフ愛好者はもちろん、実際の競技をプレーしたことのない人からも人気を獲得しているゴルフゲームの金字塔です。
簡単な操作と親しみやすいキャラクターデザインはゲーム初心者向けですが、コース戦略やルールは一部をのぞいて実際の競技に根差しています。プレイステーションやプレイステーションポータブルをお持ちの方であれば、プレイするだけでゴルフのルールはおのずと学習できるはずです。
ゴルフでは、ホールごとにプレーできる区域が決められています。O.B.(out of bounds)といえばゴルフに興味のない人でも耳にしたことがあるでしょう。
OBの区域は白い杭で囲まれています。この杭の外へ打ち込んだらOBとなり、ボールの落下地点からプレーを続けることは出来ず、1打罰を受けて打ち直しとなります。たとえばティーショットがOBとなったら、1打罰を受けて次回は3打目(ミスをしたティーショット+OBの罰打+打ち直しのティーショット)となります。
みんなのGOLFではステージが上がるにつれ難易度の高いコースが登場し、おのずとOBの数も増えていくはずです。次が何打目になるのか画面をチェックしておきましょう。
また、コース内の小川や池に打ち込んでしまいプレー続行不可能となるウォーターハザード(Water Hazard)もみんなのGOLFでは登場します。この場合もOBと同じように1打罰で救済を受けることができます。
ゲーム上でウォーターハザードに陥ってもガッカリしてはいけません。
打ち直しエリアを覚えるチャンスです。
実際のラウンドでの処置は以下のようになります。
① そのまま打つ
② 元の場所から打ち直し(1罰打)
③ ボールがハザード境界線を最後に横切った地点とホールを結ぶ線上の後方にドロップして打つ(1罰打)
実際のコースでは③が多用されます。
ハザード境界線の目印は池や小川、更には藪(ブッシュ)や岩場の周辺に設けられた黄色や赤の杭です。これらの杭と杭とを結ぶ線がハザード境界線となります。
こうはいってもピンとこない人も多いでしょう。
ですのでみんゴルではどんどん池に入れて、どこから打ち直しになるかを体で覚えていきましょう。
OBの場合は元の位置から打ち直すという選択しかありません。
しかしティーショットが不安定な初心者ゴルファーの場合、OBが止まらなくなりプレー進行が滞る可能性があります。
そのため、ゴルフ場によってはグリーンから100ヤード付近に「プレイング4」というエリアを設けているところが少なくありません。プレイング4とは、ティーショットでOBを出した場合、特設エリアから4打目でプレー再開できる特別ルールです。そのため日本語では前進4打と表されます。
プレイング4はグリーンに近づけるため、初心者にとってありがたい仕組みです。
ちなみにパー3の場合はグリーン周りに「プレイング3」または「プレイング4」、パー5の場合はだいたい200ヤード地点に「プレイング4」エリアがあります。特設ティの有無はティーインググラウンドに表示があるので確認しましょう。